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アーツデザインの最新情報

2022.06.07

#1 外壁やウッドデッキ セルフメンテナンス

ウッドデッキのように外で使われている木材に使う
防腐・防カビ・防虫効果がある保護塗料をご存じですか?
2~5年を目安に再塗装していくのが理想的です。
市販の水性のもので十分なので、自分でメンテナンスしてみませんか。

 

■ 木材保護塗料とは・・
外壁・ウッドデッキ・ウッドフェンスに施工する
防腐・防カビ・防虫効果がある塗料のことです。
 


 

■ 油性と水性の違い
木材保護塗料には、2種類あります。
[油性]
・膜を作り、木材を保護します。
・木材の浸透性が高い。
・堅木に適している。
・においがあり、乾燥時間が長い。
 

 
[水性]
・連続した塗膜を作らず、浸透するタイプです。
・においが少ない。
・乾燥時間が短い。
・環境負荷が少ない。
 

 

■ セルフメンテナンスしてみましょう
水性の塗料は、油性の塗料に比べて耐久性は劣りますが、
木目がきれいに見えて、メンテナンスもしやすく
住みながら自分で塗り直しができるので、
私たちは水性の塗料をおすすめしています。
 

 
水性の塗料は、個人向けに売っています。
ウッドデッキも水性で十分です。
簡単な作業なので、家族でセルフメンテナンスしてみましょう。

 

■ セルフメンテナンスの目安
2~5年を目安に再塗装していきます。
年月とともに、木材の表面に微細な割れができるため浸透量が増え、
2回目以降の塗り替え周期は延びていきます。
新築後、2年後に1回塗装した場合、次は5年後に・・という流れです。
ちゃんと塗装することで、木が腐ったり傷むのを防ぐことができます。

 

■ 塗料の構成
塗料は、樹脂+顔料+溶媒でできています。
[樹脂]
塗膜の成分です。

[顔料]
色の成分です。
濃い色の場合は、顔料が多くなり樹脂と溶媒の量が少なくなるので、薄い色の方が良いです。

[溶媒]
上記2つの成分を塗りやすくするものです。
溶媒は揮発しますが、油性は臭いです。

この3つの成分全て、自然由来のものを使った塗料を自然塗料と言います。

 

■ 最後に
このコラムでは、家づくりや建築に関する知識や情報を発信しています。
毎日何か所もの現場を飛び回る現役現場監督の代表荒木が、知っておくべき専門的な建築に関するあれこれを綴ります。
建てる前も住んでからも・・みなさんの豊かな暮らしのお手伝いができると嬉しいです。

 

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