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2022.05.24

CEO COLUMN #2

春のコラム

みなさん春ですね。
過ごしやすい季節になってきました。
特に5月上旬の晴れの日は湿気もなく快適で、日も長くて、僕が一年で一番好きな時期かもしれません。

春は僕の誕生月でもあり、この度無事に47歳を迎えました。
僕はよく実年齢よりも若く見られることが多く、建築現場の近所の人にも「あんちゃん、今日もあっついね~」なんて、あまり年が変わらないような人に言われたりします。
若者っぽく「そうっすねー」って返しますが。
これも毎日風呂上りに、妻の化粧水を失敬してる賜物かもしれません。

話が脱線してしまいましたが、春と言えば新入学の季節ですよ。
ランドセルに黄色の「交通安全」と書かれたカバーを付けてかわいらしく歩いている小学校一年生を微笑ましく眺めています。
僕は恥ずかしながら、10代、20代のころは園児や小学校低学年ぐらいの子供が好きではありませんでした。
それが何故か30台半ばを過ぎたあたりから、園児や小学校低学年ぐらいの子を見かけると、ふと微笑んでいる自分がいますし(気持ちわる!)、あらゆる可能性を秘めている子供たちが羨ましくもあります。
僕の天職は「保父さん」なのかもしれないと本気で思うこともしばしば。
自分に子供が出来たタイミングとも合わないし、年のせいかもしれませんが、とにかく子供たちをみると純粋に「かわいいなぁ」と思います。

そんな子供達にも親がいて家族があり、暮らしがあります。
どういう暮らしを営んでいくかが、子供達にとってとても大切なことだと考えています。
子供たちが残してほしいのは大きな家でも、資産でもなく、そこで家族とどういう経験をしたかに尽きるのではないかと思います。
僕はお客さんと家づくりを進める際、「あなたの原風景・原体験は何か」とお聞きします。
人それぞれではありますが、「おばあちゃんの家の縁側」とか「家に生えてた木になっていたなぞの赤い実を食べてたこと」とか「裏庭に秘密基地を作って遊んだ」とか案外、家自体ではなく、外との繋がりの中に思いを馳せる方が多いように思います。
外と家を繋ぐ間(ま)を建築では中間領域と呼びます。
僕たちが必ず提案するウッドデッキやアプローチ、植栽などの中間領域を設計に取り入れ、そこで家族みんなで、バーベキューをしたり、プールに入ったり、季節の移ろいがある植栽のお世話をしたりすることが、暮らしの豊かさであり、子供たちの原風景・原体験になっていくのではないかと思います。
そして年を重ねていくうちに必ず原風景に戻っていくので、子供達が大人になった時、自分たちもそういう暮らしをしたいと望むと思います。
僕はそういう暮らしが好きですし、弊社で建築されたお客さんもそういう暮らしが好きです。

それが僕たちが唱える「あたりまえの、ほんもの。」だと思ってます。何十年も住み続けることができる不易流行の住宅をこれからも提供し続けていきたいと思います。

 

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