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2023.05.01

CEO COLUMN #6

図面が見えないよー

みなさんこんにちは。

ここ最近で自分自身に何か変わったことってありましたか?

僕はありました。
何かというと老眼が「限界マックス!」に達してしまったことです。

僕は元々近視の為、普段はコンタクトレンズをしているのですが、数年前から図面の細かい字が見えにくくなり、次第に明るい所じゃないと見えなくなり、その内夕方付近になると老眼鏡がないとほぼ見えなくなり、いつしかスマホの字なんて、腕のリーチの「その先の向こう」に行かないと見えなくなり・・・日々刻々と進行していきました。

そして僕は気づいたのです!
裸眼にめがねが一番ストレスがないことを!
近くの物を見るときはメガネをさっと上げて見る。
そうおじさんが良くやっている動きですよね。
なるほど「これが一番効率がよいぞ」と。

仕事関係の同年代の人がある日メガネに替わっていると「そういうことね」と暗黙の了解をお互いするのであります。
現場の職人さんも同年代の方が多く、皆同じような状況になってきたこともあり、社長命令として「図面の文字及び数字を1サイズ大きくするように」と設計に伝え、ルール化しました。

笑い話のように書いていますが、建物を間違いなく仕上げることが僕たちの責務でもあるので、非常に重要な事だと考えてます。
建築を手掛ける上で、勘違いや間違いが起きてしまい、お客様にご迷惑をお掛けすることが全くないかと言われれば、そんな事はなく、僕も人間なので多少なりとも間違いを起こしてしまったことがない訳ではありません。
ただ、施工上の重大なミスや間違いを起こしてしまったことは僕の記憶ではないですし、建築中にお客様との関係が悪化したままお引渡しをしてしまった事もありません。
全てのお客様と良好な関係を継続しています。
弊社では、お客様ごとにLINEグループを作成してやり取りをさせて頂いています。
ご質問や変更点なども全員で共有するため、よくある「言った言わない問題」はあまり発生しません。

設計図書と実際の施工との相違が生じないかということも気になるポイントだと思います。
やはり職人さんも人ですから勘違いや間違いが起きないとは限りません。
そこで重要な事は元請け会社として施工が終わった工事に対して、しっかりと確認することだと思います。
あたりまえのことではありますが、アーツはほぼ毎日現場確認に行き、施工チェックと進捗確認をしています。
その際に重大な施工ミスが確認された事例は皆無だと思います。
そのようなミスが起きるリスクを最大限に回避するために、アーツは常に同じ職人集団で家づくりを行う体制を整えています。
名前も顔も知らない者どうしが同じ現場で作業していてもコミュニケーションは生まれにくいですが、お互い良く知った者どうしであれば、そこにはコミュニケーションが生まれ、お互いの作業の確認やダメ出し、何業種も関係する工程もスムーズに正確に終えることができます。
お互いにフォローしあいながら、そこに住む方のことを考えて施工していくので、設計図書に記載がなくても「こうしておいた方がいいのでは」という声が現場から上がることもあります。
確かにその方がいいよねと思うことは、僕が最終決定をして現場サイドで変更することもあります。
また、僕の勘違いを職人さんに指摘されることもあります。
そういう指摘を受けると「同じ職人さんで仕事をしていてよかった」と本当にホッとします。

同じ職人さんで家づくりを進めることは、施工・品質維持において大切な事ですし、住まわれる方にとっては、何よりの安心材料だと思っていますが、本当の所は僕が毎日安心して寝る為なのかもしれません(笑)。

このような体制だと建てられる量は限られますが、ぼくはこの体制で今後も家づくりを行っていこうと思っております。
それが「あたりまえのほんもの」だと思うからです。

 

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最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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